
製本アーティスト 山崎曜さんの作品展「ひかるもの」へ行ってきました!今回の展示では〈小さな屏風〉がメインの切り口となっており、過去のものから最新のものまで、たくさんの作品を観ることが出来ました。
山崎さんは、ご自身の制作活動の他に製本教室や書籍の執筆など活動もされています。自宅で手製本にトライしたことがある人の中には、山崎さんの書籍を持っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
かくいう私スタッフKも、まだ学生の頃に自分の作品として本を制作しようとした際に書店へ走り、「とにかく私にも理解できそうなわかりやすい解説本を!」と藁をもすがる思いで手に取ったのが、山崎曜さんの「手で作る本」という書籍でした。
そこに書かれた内容に従って手を動かすと、初心者の私でも何とかそれらしき形を仕上げる事ができ、本を手で作る喜びを知りました。
そんな思い出もあり、はじめて展示会場でお会いした時にはとても嬉しかったのを覚えています。その時に感じた〈やさしそう〉という印象は、はじめて書籍を開いた時に感じた安心感と同じでした。
作品はもちろんですが、展示空間の中には山崎さんらしさの溢れたキャプション、そして何よりも山崎さんらしい山崎さんがいらっしゃいます。個展ならではの魅力だと思います。過去の作品についても、裏話など貴重なお話も交えながら丁寧にご説明くださって、山崎さんの活動をより深く知ることができました。皆さんも、ぜひお見逃しなく!

山崎曜 作品展「ひかるもの」
会期|2019年11月27日(水)- 12月2日(月)
時間|11:00 - 19:00(最終日は17:00まで)
会場|ギャラリーおかりや(〒104-0061 中央区銀座4-3-5 銀座AHビル B2F)
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