師走に入りアトリエでは、作品完成を間近に控えたOTAブックラボメンバーを見る日が増えています。この日も、個人ワークショップでのアトリエ使用がありました。
毎月開催していたグループミーティングが8月で終了してから約3ヶ月。夏の時点ではまだ試作段階だった作品も、本番の制作に入っているメンバーが多く、その見た目も〈本〉らしい姿になってきています。
自宅ではゆったりとしたスペースや、本格的な製本道具が確保できないというメンバーにとってこのアトリエは、手前味噌ですがとっても快適な作業環境です。
さらに、最初の構想段階から制作のプロセスのすべてを共有してきて、全てを把握している太田が居るので、単に技術面で作業をサポートするだけでなく、臨機応変に作品のコンセプトに合った提案やアドバイスが出来るのも、OTAブックアートのアトリエを活用するメリットになっています。
作業をしながらメンバーと太田が雑談していた中で「作品をつくるには、時間も、場所も、お金も、そして自分自身のやる気も、必要なことがたくさんありますよね。」という話があったのですが、スタッフKもその会話を聞きながら本当にその通りですよねと思い、深〜く頷きました。
今 OTAブックラボに参加しているメンバーは、それらの条件が揃ったタイミングと、第0期生立ち上げのタイミングが合致したから活動が出来ているわけで、それはとても貴重なことだと思います。
それぞれに諸事情もあり、継続が難しくなってしまったメンバーも居ますが、ここまで1年間、作品制作に向き合ってきたメンバーは、充実感に満ちているように見えます。
作品完成に向かって走る、OTAブックラボの続報をお楽しみに!
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