2019年7月31日、OTAブックラボの第9回グループミーティングを開催しました。
この日は、7月最後のラボミーティング!今までたくさんの実験を積み重ねてきて、各自のコンセプトも深まっています。
昨年秋からスタートした、OTAブックラボ第0期生の活動。月に一度のグループミーティングでは、一人ひとりの発表を通して、メンバー間で互いの作品制作のプロセスを共有することを大切にしてきました。
全体を3つのグループに分けて進行している為、自分が参加していないチームのミーティング内容は、スタッフがまとめた議事録を通して把握してもらっています。
本の中には非常に多くの要素が含まれており、それらを一から全て完璧に網羅して学ぼうとすると、膨大な時間が必要になってしまいます。
OTAブックラボでは、同じメンバーが定期的に集まり、具体的な作品制作の事象として、本の中に含まれる各要素へのアプローチを、他のメンバーを通して間接的に経験することで、様々な事例を効率よく吸収することが出来るのです。
ここ最近のミーティングでは、作品制作も後半に差し掛かっているため、
文字、レイアウト、綴じ方、紙選び、奥付の入れ方…など、以前よりも多くの要素に関して、具体的な話を出来る場面が増えて来ました。
それらについて、メンバーの数だけ異なる事例に触れられるので、自分に置き換えて話を聞くだけでも、得られるものは多いことでしょう。
ここまで段階が進み、ディテールに関する判断に迫られることで、改めて基盤となるコンセプトを整理し直す作業に立ち返る場面少なくありません。大きな考え方と細部とを行き来しながら、作品は強く深いものになっていきます。
手を動かすことと、考えることを並行して、じっくりと時間をかけて、1冊の本がつくられていくのですね!
この日も、メンバー同士での意見交換や情報提供など盛り上がり、プロセスを共有してきた仲間だからこそ伝えられる叱咤激励も飛び交い、夏本番を前に、熱いミーティングとなりました!この夏、みんなの作品はどんな風に成長するのでしょうか。OTAブックラボの続報をお楽しみに!
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