太田泰友の作品 “Book Para-Site” の映像を、OTAブックアートのYoutubeチャンネル で公開しました。展示をご覧いただけなかった方にも、雰囲気を味わっていただける動画になっています。ぜひご覧ください!
Yasutomo Ota «Book Para-Site», 2019
本と建築は似ている。本にも「扉」や「柱」と呼ばれるものがあるし、 動線を考えながらレイアウトを作り込んでいく点もよく似ている。
人間よりも小さく、手で持つことができるのが本で、人間よりも大きく、身体として入ることができるのが建築だ。大きさは異なるが、共に宇宙だ。
「最も重要な『芸術』を問われたなら『美しい家』と答えよう、その次に重要なのは『美しい書物』と答えよう――。」
私がブックアートの制作を始めた当時、大きな影響を受けたウィリアム・モリスの言葉にも、本と建築の関係性を読み取れる。建物の形に合わせて寄生するように存在する「本」が、新たな「本と建築の関係」を生み出す。
この作品は、2019年11月15日から2020年1月末まで、東京・八重洲にある東京建物八重洲ビル1階 Brillia Lounge 「THE GALLERY」で展示されていた、「Brillia ART AWARD 2019」の入選作品です。
作品に関する詳細記事は、こちらをご覧ください。
☞ 東京・八重洲に巨大な本が出現!太田泰友 “Book Para-Site” 公開
☞ 【スタッフKの作品紹介】“Book Para-Site” と “Book Para-Site 2―betwixt boards” についてのお話。
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