NEWS

【スタッフ佐藤の Binding Road】#1 はじまり

▲ OTAブックアート 製本ワークショップ 通年プログラム 基礎編

初めまして、OTAブックアート・バインディングチーム、ワークショップの講師を務める佐藤真紀です。
製本ワークショップ通年プログラム基礎編、コロナ禍のために半年遅れとなりましたが、2020年10月からついに始動です。これから毎月1回、1年3カ月にわたり、基本となる本の作り方を取り上げていきます。

▲ OTAブックラボで毎月開催している〈ラボミーティング〉の様子

大きな特徴は、既存の本の “当たり前” に捉われない、本の新たな可能性を意識したワークショップであるということ。特に今期の受講生は密を避けるための人数制限で、OTAブックラボ のメンバーからの希望者のみとしたため、ラボで作品の内容を考えていくのと並行して製本に関する知識や技術を身に付けていく場となります。
コンセプトや内容はもちろんのこと、見た目や造作の面白さもブックアートの魅力の一つです。製本技術という基礎があれば、作品の完成度をより高めることが期待できます。

また、例えば作品が造本のルールを無視したものであっても、ルールを知らずに作っているのか、ルールを知ったうえであえてそれを無視した作りにしたのかでは、意味が全く変わってきます。
さらに、実際に手を動かして製本技術を学ぶことで、本の構造や本を構成する要素、あるいは作り方自体が作品作りのヒントになることもあるかもしれません。

▲ OTAブックアートの武蔵小山アトリエ

「製本にはルールがいっぱいある。でも一旦そのルールを習得したら、製本は自由。」
以前、知り合いのアメリカのブックアーティストが私に言ってくれた言葉です。

自由に本を作るためにルールを知る。OTAブックアートの製本ワークショップは、「その先」を見つめたワークショップです。

関連記事
OTAブックラボに関する記事はこちら。
個人ワークショップに関する記事はこちら。
企画ワークショップに関する記事はこちら。

関連記事

  1. 【スタッフ佐藤の Binding Road】#20 デザイン研究…
  2. 「Brillia Culture Spice」オープニングイベン…
  3. 【お知らせ】2022年3月10日(木)– 4月10日(日)ATE…
  4. 【レポート】2019年9月10日「OTAブックラボ」個人ワークシ…
  5. 【スタッフ日記】OTAブックラボメンバーと共に、OB-Talk …
  6. 2020年1月27日(月)– 29日(水)Brillia ART…
  7. 【デザインノート ON THE WEB】“Book Para-S…
  8. 【ウェブメディア】美術手帖に、セゾン現代美術館「都市は自然」展に…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

【スタッフ佐藤の Binding Road】#4 行きつ戻りつ「四ツ目綴じ」

OTAブックアートの製本ワークショップ通年プログラム3回目は、和本…

【note を更新しました】OB-Talk 01 「内側から滲み出る造本デザイン」

2020年4月18日(土)に開催する OTAブックアートの新イベント「OB-Talk」…

【お知らせ】「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020 —真正と発気—」は3月2日(月)から臨時休業となります。

太田泰友が出展中の展覧会「ポーラ ミュージアム アネックス展2020 —真正と発気…

PAGE TOP