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【スタッフ日記】オンライン・トークイベント、OB-Talk 02「めくるめくカレンダーと本の世界」を配信しました。

どうも、スタッフK です!

おうち時間をお過ごしのみなさまに打って付けの、オンライン・トークイベント「OB-Talk」。第 2 回の配信を、2020 年 5 月 2 日に実施しました。テーマは「めくるめくカレンダーと本の世界」。本日のスタッフ日記では、その様子をちらりとレポートさせていただきます!

この日のゲストは、グラフィックデザイナーの橋詰冬樹さん。橋詰さんは、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、凸版印刷株式会社を経て、2017年、TOR DESIGN(トールデザイン)を設立し、カレンダー・書籍デザインを中心に印刷物を多く手がけています。「なぜカレンダー!?」と思われた方も少なくないでしょう。橋詰さんの、カレンダーに対するめくるめく情熱は、凸版印刷で「カレンダーセンター」という部署に配属されたことから始まっています。

この日のトークは、 ひたすら色々なカレンダーを制作するという、他ではなかなか出来ない経験を積んできた橋詰さんにしか語れない、とっても〈密〉な内容となりました。

橋詰さんの話をよりスムーズに理解出来るようにと、カレンダーに関する基本的な知識の解説からスタート。のっけから、「日玉・月玉」「雑節」「十二直」などなど、聞いたことのない単語が次から次へと飛び出します。普段何気なく見ているカレンダーですが、その中の要素ひとつひとつに名前があり、意味や役割があり、こんなにも情報量が詰まっていたのかと驚かされます。このパートは、橋詰さん自作のスライド資料を画面共有しながら丁寧に進められました。(参加者の方々には、配信後にメールで PDF を配布。)

基礎知識を知った後は、様々なスタイルのカレンダーの実物を見せていただきました。ポスター型や、デスクに置くタイプなどの見慣れたものから、ちょっと珍しい形のものまで網羅。この時点で、だいぶカレンダーマスターに近づいた気分になれます。カメラに近づけて細部の構造を観察できるのも、Zoom を使ったオンライン・イベントのメリットですね。

カレンダーについて随分と詳しくなり、新たな視点を得たところで、話題はいよいよ橋詰さんの手がけた作品へ。代表作とも言えるような、3つの作品について、制作することになった経緯、コンセプト、素材、技術といった制作プロセスの細部、苦労された点などここでしか聞けない裏話まで、詳しくお話していただきました。

参加者のみなさんの反応からも、橋詰さんのカレンダーが現れた瞬間に、ぐっと惹き込まれているように感じられました。カレンダーで表現できることの幅広さに、きっと、これまでみなさんが持っていた〈カレンダー観〉を塗り替えられたのではないかと思います。

後半では、話題が〈本〉へと移り、橋詰さんがデザインされた書籍を見せていただきました。完成した本だけでなく、制作過程の設計資料のようなものも登場し、デザインコンセプトをより深く理解する手がかりとなりました。
その流れから、太田のブックアート作品「有意義な距離と不可欠な結合について」と、今年2月から3月にかけて出展した展覧会「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020 ― 真正と発気 ―」の写真もご覧いただきました。太田の話に加えて、橋詰さんの目線が入ってくることで、すでに作品を観たことがある方にも、新鮮に聞いていただけたのではないでしょうか。

橋詰さんが「カレンダーは、ポスターと本の中間にあるような存在だと思う。」と仰ったように、トークの中で、カレンダーと本が重なる瞬間がたくさんありました。同時に、異なる点も発見し、カレンダーと本それぞれの魅力を再確認する機会になりました。

収録映像のフルバージョンはこちら☞ https://note.com/otabookarts/n/n248504c98f93


そんなこんなで、非常に充実した内容であっという間に時間が経過。参加者の誰もが、こんなにカレンダーについて考えたことは初めての経験だったことと思います。しかし、「めくるめくカレンダーと本の世界」は奥深く、橋詰さんと太田の間では、お話したいコンテンツがたくさんストックされています。第 1 回配信と同様に、みなさまの声にお応えして〈続編〉も計画していますので、ぜひご期待ください。

トークの途中では、橋詰さんが夢中で話す中「ピンポーン♪」とインターホンが鳴り響くという〈オンラインあるある〉的なハプニングも発生しましたが、今回も参加者のみなさまにあたたかくご協力いただきながら、無事に配信を終えることが出来ました。第 1 回からのリピーターの方も多く、チャットを使ったコメントと質問のやり取りも盛り上がりました。

参加者の声

  • 自分もカレンダーをつくってみたくなった。
  • ぶっちゃけ話が多数で、それでいて経験値があるので、非常に楽しかった。
  • 橋詰さんのトークが軽快だった。
  • つくっているものは違うけれど、実はベースに太田さんと似ているものがあって、互いに理解できる仲間なのだと感じた。
  • 橋詰さんのお話がとても面白く、飾らない話し方に引き込まれた。
  • カレンダーを見る目が変わった!
  • 気合いを入れて会場に行くイベントも好きだけれど、オンラインで気軽に参加できるのもまた良い!
  • 一緒になって声を出して笑ったり、「へぇ〜」と納得したり、「おおお!」と感激したり出来た。
  • 太田さんやゲストの方の、ものづくりへの愛を感じる時間が心地良く、終わってしまうのが惜しかった。
  • 毎回異なるテーマで、興味をそそられる。
  • 作り手の丁寧な気持ちが伝わる内容の濃いイベントなので、一度参加した人はきっとファンになると思う。
  • 太田さんの作品について、橋詰さんの感想を聞けたのが面白かった。
  • ぜひ続編も見たい。


ゲストの橋詰さん、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました! 次回の OB-Talk 03「一億総ブックアーティスト時代」もお楽しみに。

※OB-Talk では、売り上げの一部を、当面の間、国立国際医療研究センターに寄付させていただいています。みなさまのご理解・ご協力に、心より感謝申し上げます。
詳細はこちら☞ https://note.com/otabookarts/m/m382c7ec23438

📘 次回の OB-Talk
2020年5月16日(土)の OB-Talk 03「一億総ブックアーティスト時代」についてはこちら

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