OTAブックアートでは、この度「OTAブックラボ」の2022シーズンの参加メンバーを募集いたします。OTAブックラボは、ブックアーティスト・太田泰友が2018年10月に立ち上げた、新しい〈本づくりの場〉です。
ドイツ国内の大学で唯一のブックアート科が存在する、ブルグ・ギービヒェンシュタイン芸術大学で太田が経験してきたラボを参考にしながら、ラボメンバーと共に本の可能性を追究しています。
OTAブックラボ 2022シーズン募集要項
活動期間
2022年6月1日―2023年3月31日
活動趣旨
⚫︎ 〈本〉を作りたい、追究したいと思うメンバーが集まり、さまざまな角度から〈本〉を考え、制作していく場です。
⚫︎ 希望メンバーは、ワークショップに参加することで〈本〉に関わるインプットの時間を作っていきます。
⚫︎ メンバー個人が、作品としての〈本〉を制作するアウトプットのプロセスは、太田やワークショップ講師陣に相談をする他、ラボメンバーと共有・ディスカッションしながら、より深く、より広い視野をもって追究していきます。
活動内容
〈ラボミーティング〉 メイン担当:太田泰友
⚫︎ 月に1回開催します。
⚫︎ 都度、希望メンバーが参加します。
⚫︎ 参加メンバーがそれぞれの作品制作のプロセスや、考えていること・興味を持っていることを共有。さまざまな角度から〈本〉を追究します。
⚫︎ 参加費は、ラボの年会費に含まれています。
〈製本ワークショップ〉 担当:佐藤真紀
⚫︎ 月に1–2回を目安に開催します。
⚫︎ 都度、希望メンバーが参加します。
⚫︎ 参加メンバー個人個人の希望する内容に合わせて開催し、作品に生かすことを視野に入れた製本技術の修得を目指します。
⚫︎ 講師とのワークショップ内容の相談も、必要に応じて実施します。
⚫︎ あらかじめ内容を用意した企画ワークショップも開催します。
⚫︎ 通常参加費:¥5,500/2.5時間
⚫︎ 企画WS参加費:WS毎設定
⚫︎ WS内容によっては、別途材料費が必要になります。
〈デザインワークショップ〉 担当:高野美緒子
⚫︎ 本作りを意識したデザインのワークショップを、月に1–2回を目安に開催します。
⚫︎ 都度、希望メンバーが参加します。
⚫︎ 参加費:¥3,300~(WS毎設定)
⚫︎ 材料・印刷によって、参加費の他に別途費用が必要になるワークショップもあります。
[デザイン研究ワークショップ]
・世の中にある参考事例を共有し、デザイン面から〈本〉を追究する。(展覧会など外に出向いた事例収集も予定しています)
[名刺制作ワークショップ]
・名刺制作を通して、デザインとは何なのか、デザインの考え方、印刷などを追究します。
・2–2.5時間 × 4回構成(予定)。
[オクターボ制作ワークショップ]
・オクターボ(八折り判)制作を通して、ページの構成、レイアウト、印刷物の構成要素の組み合わせ(文字、余白、ノンブル、写真、イラスト)、素材(質感、紙、インク、箔などの加工)、印刷などを追究します。
・2–2.5時間 × 8回構成(予定)。
〈個別 MTG・ワークショップ〉 担当:太田泰友、佐藤真紀、高野美緒子
⚫︎ グループでの製本ワークショップとデザインワークショップの枠に入らないような、マンツーマンの対応が必要になる具体的な課題について、太田・佐藤・高野がそれぞれ個別でMTG・ワークショップを開催します。
⚫︎ 参加費:¥5,500/1.5時間
旧ブックラボ(OTAブックラボ 第0–1期)からの主な変更点
(旧)活動期間でメンバーがそれぞれ作品を完成。
(新)作品を完成させる期間はメンバーそれぞれの自由。自分の目標としてこの活動期間での完成を目指すのも良し、この期間はワークショップへの参加をメインにして次期に制作するも良し、この期間の途中から制作に取り組み始めて時期以降まで続けていくも良し。それぞれの状況に合わせて判断してもらいます。
(旧)月に1回開催するラボミーティングに参加することが必須。作品の進捗状況を発表し、太田とメンバー間でディスカッション・追究。
(新)月に1回ラボミーティングを開催しますが、希望メンバーのみが参加。
(旧)プログラムを用意した製本の通年ワークショップに希望メンバーが参加。
(新)メインとなるワークショップは、製本とデザインの2種類を軸に開催。製本ワークショップは、用意したプログラムを参加メンバーが一緒に進めていくのではなく、各自のペースと希望内容に合わせて講師が対応していきます。
会費
⚫︎ ¥44,000(税込)
⚫︎ シーズンスタート時にお支払いいただきます。
⚫︎ ラボミーティングへの参加費を含みます。
⚫︎ ワークショップの参加費は別途、ワークショップ毎にお支払いいただきます。
参加申し込み
⚫︎ 参加目的とラボの活動コンセプトに大きな齟齬が無いかどうかの確認や、活動に関するご説明、質疑応答のために、オンラインでの面談を実施します。
⚫︎ 参加希望者数によっては、今期の参加をお断りしなければならない場合がございますので、ご了承ください。
⚫︎ 面談の内容によって、参加目的と活動コンセプトが合わないと判断した場合には、今期の参加をお断りしなければならない場合がございますので、ご了承ください。
申し込み期間
2022年5月25日(水)まで
※この期間以降の受付可否は、その時のメンバーの人数や活動状況で判断いたします。
参加申し込み方法
⚫︎ 件名を「OTAブックラボ2022申し込み」として、次の項目をご記入のうえ、info@ota-bookarts.jp までメールでお送りください。
記入項目:
①氏名
②ご連絡先(電話番号、メールアドレス)
③面談希望日時(第3候補まで)
④お住まいの都道府県
⑤本を制作するにあたって、関わりのありそうなこれまでの経緯(何が関わりそうかは、ご自身の基準で構いません。)
⑥活動をするにあたって、特に確認をしておきたいこと、不安なこと
⑦参加目的・意気込み
⚫︎ メールでお申込みいただいた後に、オンライン面談実施日時をご返信差し上げます。
⚫︎ 面談は15–30分程度を予定しています。
運営スタッフ紹介
太田泰友(ブックアーティスト)
1988年生まれ、山梨県出身。ブック・アーティスト。OTAブックアート代表。2017年、日本人初となるドイツにおけるブックアートの最高学位マイスターシューラー号を取得。同年、ブックアートの追究と発信の拠点となるアトリエ「OTAブックアート」を東京に設立。
ドイツ国立図書館やハーバード・ライブラリーなど欧米を中心に多くの作品が収蔵されている。
www.ota-bookarts.jp
Instagram @yasutomoota
佐藤真紀(ブックバインダー)
2000年より藤井敬子氏に師事。西洋の伝統的な手製本(ルリユール)の技術を学び、国内外の製本展に出品。これまでに世田谷文学館での製本講座講師の他、不定期に自宅やイベントでの製本ワークショップなどを開催。
2020年よりOTAブックアートのバインディングチームに加入、製本ワークショップを担当。
L’Atelier Vis-à-Vis Filacコレクション(仏)に作品収蔵。
Instagram @mkh.binding
高野美緒子(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
武蔵野美術大学基礎デザイン学科を卒業後、株式会社日本デザインセンターに入社し、広告やパッケージデザインなどに携わる。2009年から1年間渡仏し、帰国後フリーランスのデザイナーとして活動開始。主な仕事にVI、ポスター、グラフィック、エディトリアル、装幀などのアートディレクションとデザイン。デザインの仕事の傍ら、日々の想いを小さな紙に描いている。
www.miokotakano.com
Instagram @miokotakano_artwork
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