OTAブックラボの最終発表まで、残すところあと10日。ラボメンバーたちは自宅での作業に加えて、OTAブックアートのアトリエも使って作品制作を進めています。
この日、個人ワークショップにやって来たメンバーの目的は、手を動かす作業ではなく、代表の太田への相談です。制作途中の作品を机の上に広げて、まずは進捗状況を共有し、自分の中で悩んでいる箇所を話し、マンツーマンのディスカッションの形で本づくりを前進させます。
OTAブックラボの現場では主に相談を聞く立場にある太田も、自身の作品制作においては、私スタッフKなど身近な人に話をしながら考えをまとめることが多いそうです。話し始めた時点では解決案が見えていなくても、頭の中を全て言葉に置き換えて他者に伝えてみると、会話をしながら思考が整理され、話の最後には自問自答のようにして結論まで辿り着いていることがよくあります。〈考えること〉〈手を動かすこと〉と同じくらい、〈言葉にすること〉も大切な行為なのですね。
ラボメンバーたちは、作業場としてだけでなく、思考を深めるための基地としても、このアトリエを有意義に活用しています。一人ひとりの本づくりと真剣に向き合うことで、太田や私たちスタッフも刺激を受ける日々。作品を通して、みなさまにもその刺激をおすそ分け出来るよう、完成に向けて奮闘しています。
OTAブックラボの続報をお楽しみに!
📘 OTAブックラボに関する記事一覧はこちら
https://ota-bookarts.jp/b-log/category/atelier-news/workshop/otabooklab/
この記事へのコメントはありません。